8月10日から練習を続けて来た『愛のこもれび』がようやく完成しました。
この曲は、ゲーム『ドラゴンクエスト11』のBGMの中でも大好きな曲の1つ。私が独学ハープをやろうと決意した時に『いつかこの曲を弾きたい!』と思ったそんな特別な曲でもあります。
今回自分自身の課題としたのは、この曲の冒頭、わずか12小節のみなのですが、この12小節を弾くのに4ヵ月の期間を要しました。
もくじ
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完成動画
これがその4ヵ月の成果。
うん、分かりますよ!
『え?たったこれだけ?』と思っちゃうと思うんですけど(笑)、私からするとその『たったこれだけ』が本当に大変で、マジで大苦戦でした。
難しかったポイント
左手激むず・・・片手練習だけで2か月
8分音符とは言え、指の動きが多い今回の楽譜。
片手ずつの練習だけで2か月かかりました。
特に難しかったのは左手。
右利きの私は元から左手の動きがもたついていたんですど、それでいて8分音符でテンポよく動くものですから、もう物理的に指が動かないわけです。
さらに覚えの悪い私は暗譜自体にも時間がかかります。
あと、やはり左手の練習不足のせいか、肩が痛かった。これ、しばらく続いたんですよね。指が言うことをきかないから腕に変な力でも入っていたのでしょうか。
とにかく肩が痛い・・・。練習は15分くらいが限界でした。
『伴奏とメロディーを同時に弾く』という高度な技術に脳がついていかない
ピアノ経験のない私。
右手と左手で、それぞれ違うリズムや音を同時に弾くという、これが本当に苦手で、脳が処理しきれないんです。
しっかり暗譜して、これでもか!というくらい練習して、満を持して両手練習に取り掛かったのはいいものの、今までできていたことが真っ白になるくらい、両手弾きは難しかったです。
そこからはひたすら反復練習。しばらくはメトロノームもなし(そんな余裕がない)。
ゆっくりでも弾けるようになってきたら、今度はメトロノームを使って練習。
原曲のテンポ、♩=72を目指して約2か月メトロノーム練習をしました。
それにしても・・・
たったの12小節に飽きもせずこれだけの情熱を注げるって、自分としてもビックリなのですが(笑)、大好きなゲームの大好きな曲なのでできたのだと思います。
これが例えば、ハープ教室に通っていて、先生から指定された曲とかだったら・・・きっと私の性格上ここまでできない(笑)。
途中で飽きてしまっていたと思います。
いつか挑戦してみたいこと
今回挑戦したのは冒頭の12小節のみ!いつか続きも弾いてみたい!
ということで、一旦『完成』ということでひと段落ついたのですが、今回弾いたのは、曲の前半、その中でも冒頭の12小節のみです。
後半には転調があって、私が使用しているアイリッシュハープではこのままでは弾くことができません。
弾くためには移調するか、グランドハープを使用するか、ハープ以外の他の楽器で演奏するか・・・。
どのみち、今の私の音楽レベルでは夢のまた夢の話です(笑)。
もっとハープも上達しないといけないし、現時点では音楽理論もさっぱり。
ハープ以外の楽器と言えば、ギターで簡単なコード弾きができるくらい・・・。
なので、とりあえず、当面は『後半』の演奏は保留にしておいて・・・今はまず、他の曲を使ってハープの技術向上に努めたいと思います。
同じオクターブで弾く
今回、楽譜の内容を少し変更している部分があります。
本来、この曲は楽譜通りに弾くのであれば、左手も右手も同じオクターブの中で弾くことになっているのですが、難易度を下げる為にあえてオクターブをずらしました。
右手だけ1オクターブ上げたのです。これにより、右手と左手が全く別のところをうろうろするのでお互いに邪魔をしないので弾きやすい。
オクターブがかぶると、指が重なるところがあって、なんかごちゃごちゃして難しいのです。
とくにハープは『プラッセ』という奏法があるので、なんか思った以上にわちゃわちゃして頭がパニックになります。
ちなみに、完成後、ほんの少しだけ、オクターブを戻して楽譜通り弾こうと挑戦してみました。
しかし・・・今の私にはとても難しく・・・。まだ初歩的な演奏ですら弾くことに精一杯な私からすると、ここで変に『応用編』みたいなことをしてしまうと、せっかく少しずつ形になってきた今までの基本がなんか崩れそうな気がするので、今はやめておくことにしました。
またもっと上達したら、先で挑戦してみたいと思います。
まとめ
とにかく、今回緒戦したこの『愛のこもれび』は、自身の成長に繋がる、素晴らしい曲だったように思います。
苦手だった左手の練習もたっぷりできたし、時間をかければ両手演奏もなんとか形になることが実感できました。
これからも大好きなゲーム音楽を使って、ハープの技術の向上に励んでいきたいと思います。