みなさまはじめまして、こりんです。
このサイトでは私のハープの体験記録をマイペースに更新しています。
20代の頃に突如ハープを始めた私ですが、仕事などを理由にハープから離れた期間もありました。
この度、約7年のブランクを経て再開することになりました!!
なお、私の目標は大好きな『ゲーム音楽』を憧れの『ハープ』で奏でること。
音大を出ているわけでもないし、むしろ楽譜を読むのも苦手で、耳コピなんぞという能力も一切持ち合わせていない私が、情熱だけでハープの上達を目指すその記録を、がむしゃらに、日々したためていきたいと思っています。
自分のポリシー
- ハープを再開後はハープ教室には通わず、独学で上達を目指します。
- 大好きな『ゲーム音楽』を使ってハープの基礎練習をし、基本的に『ゲーム音楽』だけで成長することを目指しています。
後ほど理由を語りますが、このようなポリシーにしているのにはちゃんと理由があります。
ただ、一言で言わせてもらうと、
約7年、ハープから離れてしまったことで、再開するまでの大変さも痛感していますし、社会人になるととにかく忙しいので『継続』がどれだけ難しいことなのかも分かっています。
それでも・・・せっかくこんなに心惹かれる音楽や楽器に出会えたのだから、続けたい・・・!!その一心です。
・・・さて、前置きが長くなってしまいました。
それではまずは、私がハープに出会って、離れて、そして今日に至るまでの人生を振り返っていきます。
ハープを習おうと思ったきっかけ
小学生の頃、ドラゴンクエスト6の『マーメイドハープ』というアイテムにとても惹かれた
趣味で楽器をやっている人の多くは、好きなミュージシャンや憧れの奏者がいて、その人に憧れて楽器を始めたんじゃないかと思います。私も高校生の頃に始めたアコギはそんな感じでした。
しかしですね、ハープはちょっと違うんですよね。私がハープを始めたのは20代の時。突如『あ、ハープやろ!』と意気込んで始めたのですが、ぶっちゃけて言うと、当時、憧れのハープ奏者はいませんでした!!
というか、そもそもハープ奏者を一人も知らないし、ハープで弾きたい曲があったわけでもありませんでした。
実際に自分がハープを始めてからはハープの音楽を聴くようになり、今となっては好きな奏者さんは何人かいます。が、始める時はマジで一人もいませんでした。
そんな状態で始めたものですから、その時によく友人に質問されました。
『なんでハープなの?』
『なにがきっかけでハープやろうと思ったの?』
私の周りにハープなんてやっている人は周りに一人もいなかったし、そもそも、現物を見たことすらない楽器でしたからね。
いきなり『ハープ』という未知の世界に飛び込んで、しかも速攻で楽器まで購入しているので(笑)、周りは『きっかけ』が気になったようです。
では、一体何に憧れ、惹かれてハープを始めたのか・・・。
ずばり・・・
ゲームの中のアイテムです(マジです)。
小学生の頃、人気ゲーム『ドラゴンクエスト6』をプレイしていまして・・・。そのゲームにハープが登場していたのです。
ゲームの中に登場する『マーメイドハープ』というアイテムにめちゃめちゃ心惹かれたのです。
ドラクエ6に登場するこの『マーメイドハープ』というアイテムは、人魚の力が込められた不思議なハープ。奏でると人魚が力を貸してくれ、大きな泡が船を包み、海底へ潜ることができる・・・というアイテムでした。
小学生の頃、幼心にすごく神秘的で好奇心をくすぐられた記憶があります。
そもそもハープという楽器が存在すること自体を知ったのも、間違いなくこの『マーメイドハープ』です。音楽とは無縁の我が家では、クラシックを聴くこともなかったし、コンサートを見に行くこともありませんでした。
だからかもしれませんね。日常で関わることがない分、余計にハープという楽器が特別なもののように感じていた気がします。
ハープの存在を知ったきっかけは間違いなくドラクエ。
ハープに魅力を感じたのも間違いなくドラクエ。
ハープは楽器の中でもすごく神秘的で、魔法的で・・・。絵本や物語の中にしか存在しないような・・・手の届かない『幻のアイテム』のように感じていたものだったので、小学生の頃の私は自分が習いたいなんて発想は微塵もわきませんでした。
でも、子供心にときめいたその気持ちは大人になっても変わることはありませんでした。
それからもドラクエで登場する度に『なんて素敵なアイテム(楽器)なんだ・・・・』と毎回思っていました。
ただ、その時点では習ってみたいとは一切思わず、やっぱりあくまでも『ゲームの中のアイテム』くらいに思っていました。『空飛ぶじゅうたん』と同じくらいの感覚。
大人になり、ふと思い出したハープへの憧れの気持ち
20代半ばのある時、大人になり、日々仕事をしている中でなにか新しい趣味を見つけたいと思っていた私。新しい趣味・・・楽器とかどうかな・・・と思ってYouTubeで色々動画をめぐっていたんですね。最初はたぶんピアノとかバイオリンとか検索していたと思います。
そんな時ふと浮かんだんですね。
ハープが。
電撃が走ったようにビビビときました。
小学生の頃も、大学生の頃も、まだまだ今のようにネット検索できなかった時代でしたが、今は違う。
今ならハープを検索できるじゃん!と思ったんですね。
正直、この時なんでハープがふと頭に浮かんだのかは分かりません。
でも、なんか気になって、早速YouTubeで『ハープ』と入力して検索してみました。
当時は今ほど動画が落ちていない時代でしたが、YouTubeでもハープの動画が少しだけ出てきました。当時は日本人の方の動画が少なかったですね。そんな時、ある外国の人の映像が目に留まりました。
知らない人、知らない曲・・・。しかし、妙にその姿に惹かれました。
子供の頃に心揺さぶられた『神秘的で魔法的』な世界がそこに広がっていました。
キレイな音色、まさに人魚が魔法の力を与えてくれるような神秘的なメロディーでした。
正直なその時の感想としては、
「もしかしてハープって現実に存在するものなの?」みたいな感じでした。←マジでこんな感覚。
それまでは私にとっての『ハープ』はあくまでも『物語の中のアイテム』って感じでしたから。
なにより、ハープって日常で見ることないですよね。音楽室にも置いていないし、楽器屋さんにも置いていない。
そういえばオーケストラで時折姿を見るけど、そもそもあのクラシックのオーケストラも私からしたら全然身近に感じない。
偶然YouTubeで観たその動画の中では、女性が自分の部屋のようなところで奏でていて(日本とは全然違う雰囲気だけど)、オーケストラでもなく、プロでもなく、現実にハープが存在することを少しだけ実感させてくれました。
そして、
その次の瞬間には、好奇心がグングン高まる自分がいました。
インターネットが普及した今なら情報を探せるんじゃないか?大人になった今なら自分の意志だけで習うこともできるのでは?
それから色々検索しました。
そこからの行動がとてつもなく早かったですね。
それからすぐ、家から通えるハープ教室を探し、体験教室に申し込んでいました。
ハープの音楽教室
2週に1回、仕事終わりにハープ教室に通う
体験教室後は速攻入会。というか、体験教室に行くときに、すでに習うことを決めていた感じでした。
大人になった今なら、仕事終わりに自分で通うのも自由だし、お金だって自由だし。
やらない理由がない!という感じでしたね。
完全個別レッスン。
もうほんとに、ポロンポロン鳴らすだけで心が浄化されるようなきれいな音色。弾けなくても楽しい!そんな不思議な感覚でした。
自分のハープを購入するまではレンタル室と楽器を借りて、レッスン日以外にも通いました。
そして、一度だけでしたが発表会にも参加することができました。課題曲は『エーデルワイス』。
楽譜を見ると簡単そうなのにすごく時間がかかったのを覚えています(笑)。
ピアノ教室の人とライブバーみたいなところを借りて発表会を行ったのですが、とても緊張しました。
その後、仕事の都合などもあり、教室に通うのが難しくなってやめてしまったのですが、ハープは購入していたので、また絶対に再開するぞ!と心に決めました。
しかし、それから、転職、結婚など、色々あり、忙しさの中からなかなか再開することができず。
約7年に渡り、家のオブジェとなり果てていたのですが、そんな中、今回再開することを決意したのです。
そして再開するのであれば、記録でもつけてみようかな、と思ったのが、まさにこのブログ。
私がハープを始めた当時は情報がとにかく少なかった。だから、このブログは自分の為ってのもあるけど、ハープに少しでも関心を持ってもらえるきっかけになればと思い、始めました。
私のポリシー
とにかく『継続』するために掲げた2つのポリシー
小学校3年生の時にピアノを半年で辞めてしまった黒歴史がある私としては、楽器を途中で辞める=トラウマみたいなイメージがあるんですよね。さらに、私は練習は嫌いだし、根性もないし、とにかく『楽しい』という感情がないと何事も続かないタイプ。このことは30年以上生きて来て自分自身が一番よ~くわかっている。
なので、自分の中で指針となる2つのポリシーを確立したのです。
それがこの2つなんですね。
- 独学で成長
- ゲーム音楽で成長
①独学で成長
ハープ再開後はハープ教室には通う予定はないです。
理由としてはシンプルに、現実問題、忙しくて通う時間がない!!!
(家から遠いし、教室がその1件しかない!!)
あと、今ってネットが普及しているし、昔よりも情報が入るかな~と。なので、独学でどこまでできるか、ちょっと頑張ってみようと思います。
なお、以前ハープ教室に通っている時には、先生に基礎の基礎を厳しく叩き込まれているので(笑)、全くの独学というわけではありません。
でも、7年のブランクもありますし、両手弾きもほとんどできない、ほぼほぼ初心者の状態と言っても問題ないと思います。
②ゲーム音楽で成長
これは実際にハープを再開して3か月くらいして思たことなんですけど、私の中では『ハープが上手くなったらゲーム音楽弾きたい!』みたいに最初は思っていたんですよね。
でもね、実際、練習を開始してみると、自分が思うように練習時間取れないし、毎日忙しいし、仕事でクタクタだし・・・。それでたまに練習しても日にちが空いてしまっているせいで前回よりも弾けなくなってるし・・・。覚えた譜面も忘れているし・・・。なんだか悲しいんですよね。
趣味でやっているのに、なんで仕事以外でもこんなネガティブな感情を味わなければいけないんだ!!とね(笑)。
だからね、ハープの基礎練習の段階からゲーム音楽を使ってみようと思ったんです。
曲全部は弾けなくても、例え1フレーズだけでも指のトレーニングに良さそうな楽曲を選んで、ひたすらそれだけ練習する。
実際、『全オクターブを使っての片手弾き』の練習として、ファイナルファンタジーの『プレリュード』という曲の冒頭の数小節のみを弾き続けているんですけど、飽きない。1ヵ月以上、これだけを弾き続けているけどマジで飽きない。
『好き』の力って本当にすごいです。
この練習法が私には思いのほかぴったり合っていたようで、自分の好きな曲なら頑張れるんですよ。
単調なハズの基礎練習も、好きな曲だったらこんなに楽しいんだ~と驚いているほどです。
仕事でクタクタになっていても、精神的に疲れ果てていても、自分の大好きなゲーム音楽を何小節か弾くだけで元気になれるし、これなら苦痛に感じず『継続』できるんです。
自分の興味ない曲とか、無機質な基礎訓練とか・・・学生の頃の部活の時はそれでも十分楽しかったけど、今は違う。
社会人になると忙しいし、別にプロを目指しているわけでもない。だったら、無理せず、自分が『楽しい』と思える練習法でいいんじゃないかと私は思います。
だから私はゲーム音楽だけを弾くことにしたのです。
『独学』『ゲーム音楽』というのが私のハープ練習のポリシーになります。
というか、これじゃないと絶対継続できない自信がある。
今後ハープに関して願うこと
ギターみたいに『となりの兄ちゃんに教えてもらった』くらいに身近な楽器になってほしい!
私が一番願うのは、ハープにはもっと『身近』な楽器になって欲しい!ピアノやギターのように「となりのにーちゃん」に教えてもらうみたいになって欲しいんですよ。
今はまだその環境ではないですね。色々ハードルが高いなと感じます。
私が高校生の頃、アコースティックギターを気軽に始められたのはその『手軽さ』のおかげでした。
最初は自分のギターなんて持ってなかったですから、まずは兄が持っていたエレキを拝借してコードの練習。ようやく自分のギターを手に入れた時も家から一番近い楽器屋で1万円のギターセットを買いました。ギターやスタンド、ピックなどほとんどそろいました。
楽譜はお小遣いが貯まるまでは自分で買えないので周りの人に貸してもらったりしました。そして、ようやくお金が貯まったらゆずの全曲集を買いました。
ほんの少しの辛抱や工夫ですぐに始められる、これこそが音楽を楽しむ理想の世界だと思います。
プロ用じゃなくてもいい、音が良くなくてもいいじゃないですか。
『演奏してみたい』と思った時が楽器を始める一番のタイミングだし、絶対に逃してはいけないチャンスだとも思うのです。
しかし、ハープはまだまだ壁が高い。始めるまでの壁も高いし、情報も少ない。
先ほども言ったように、私はハープにも『となりの兄ちゃんに教えてもらった』くらいに気軽に始められるような楽器になって欲しいと思っています。
バンドやっている人って、学校や音楽教室で習ったわけじゃなくて、お隣の年上のお兄さんとか、親戚のおじさんとか、友達とかに教えてもらって始めた、みたいな人多いじゃないですか?
ゆずに憧れてアコギを始めた私もまさにそんな感じでした。
気がついたら身の回りの人に教えてもらっていて、そして、自分もまた次の誰かに教える。
あ、決して『音楽大学』とか『音楽教室』を否定しているわけではありませんよ。
プロとか目指している人は絶対習いに行った方がいいと思うし、基礎や理論が大事なことも分かっております。
でも音楽って『楽しむ』ことが何よりも大事だと思うので、身近な人から教わることができる環境があれば、それが一番幸せなことなんじゃないかと思ったり。もっと学びたければ、それから学校や音楽教室に習いに行っても遅くないと思うんですよ。
なので、まずは『やってみたい!!』と思えるような環境がもっと増えるといいですよね。
ハープの人口が増えれば、自然とそのような環境になるかもしれないと思うと、もっともっと普及して身近な楽器になって欲しいですね。
ですから、もし、このサイトを見てくださった方が、たったひとりでもこのブログがきっかけでハープに興味を持ってくれたら飛び上がるほど嬉しいです。
そうやって今よりもハープ奏者が日本中に増えていったら、きっともっと身近な楽器になると思うんですよね。
おわりに
音楽センスもなく、ただのあこがれだけで始めたハープ。
一度離れてしまいましたが、やっぱり好き。弾けるようになりたい。
そう思って始めることにしました。
長々と色々語ってきましたが、
私としては本当に、ただただ純粋に自分が心揺さぶられることを楽しみたい一心です。
私はハープで、自分の好きな曲を、好きなように弾きたい。それだけです。
ハープ練習のリアルな感想とか、時には大好きなゲームのことを語ったり、自由きままにブログをしたためていきたいと思います。
とにかく『継続』!!
これからの長い人生、おばあちゃんになってもハープを奏で続けられるように、楽しむながら続けていきたいと思います!!